妊娠後期のコロナ感染、赤ちゃんに影響がないか不安になりますよね
世界を一変させた新型コロナ感染症。
なんとか第1波から第6波をかいくぐってきた僕たち夫婦。
しかし、第7波真っ只中だった2022年、8月。
出産が近くなり、胎動がますます大きくなってきた妊娠後期、妻がコロナにかかりました。
当時は赤ちゃんに影響がないか、早産しないか、めちゃくちゃ心配しましたが、結果的にまったく影響なく無事出産を終えることができました。
今はもうすぐ1歳。
あの頃の自分たちに伝えたい。
「そんな心配せんでも大丈夫やで」と
今日はそんなお話です。
妊娠中のコロナ感染って大丈夫なん?
一般的に妊娠中に新型コロナ感染症に感染しても、基礎疾患がなければ、
妊娠していない同世代の女性と比較し、経過は変わらないとされています。
しかし、妊娠後期に感染すると早産率が高くなり、一部の方で重症化する可能性もあるとされています。
こういった情報をよく読んでいたので、妊娠後期にだけは絶対かかりたくない!
と思っていました。
ただでさえ、妊娠中は免疫が下がりやすく感染症にかかりやすくなります。
僕たちは妊活中から妊娠中に至るまで栄養面や運動に気を配り、
もちろんマスクや手洗いなど感染対策にもかなり気を配っていました。
この頃は出産予定日が2カ月後にせまり、お腹もそこそこ大きくなっていたので、
日中は人の多い外にはあまり出歩かないようにしていました。
どこで感染したんだろうか?
今となってはわかりません。
ただ僕自身が医療従事者ということもあり、感染リスクの高い患者さんと接する機会
が多くあるので、そこで持ち帰った可能性が高いかなと思っています。
妊娠後期のコロナ感染、症状は?
妊娠後期だからコロナにかかるとこんな症状がでる!
というのはありませんが、妻の場合はこんな感じでした。
- 37.5度~38.0度の熱が3日間
- 強い咳が初期から2週間ほど
- 味覚嗅覚消失が1週間ほど
- 食欲低下
- 強いのどの痛みが1週間ほど
- その他:鼻つまり、倦怠感
まあ、一般的な感染症状と同じような症状が出てました。
心配だったのは強い咳です。
おなかにかなり腹圧がかかっていて、咳のたびに強い衝撃が走ります。
「おなかの赤ちゃんは大丈夫だろうか?」
「ぐっすり寝れてるだろうか?」
中が見えない分かなり心配で、胎動があることが唯一の安心材料でした。
コロナ感染時の産科クリニック受診
実はコロナの陽性判定を受ける前日、軽い倦怠感、熱っぽい感じなど
妻がコロナの前兆を感じ始めていた時、同時に性器出血を認めました。
妊娠してから1度もなかった性器出血。
焦った僕たちは次の日の朝にクリニックに行こうと決めていました。
そんな矢先に朝から熱がでて、PCR検査で陽性。
コロナにかかった状態ではクリニックに行けない、
でも出血に原因がわからないままずっと自宅待機は絶対避けたい。
そんな気持ちから恐る恐るクリニックに電話をしました。
すると、
すべての患者さんの診察が終わってから、先生が完全防護の服を着用して
診察してくれるというではありませんか!
ほんと神です。感謝しかないです。
熱が出てしんどい妻を車に乗せて夜9時過ぎに受診し、診察してもらいました。
結果的に赤ちゃんは問題ないということで一安心でしたが、
一応出血しているので「切迫早産」と診断され、子宮収縮抑制薬の内服と自宅安静が言い渡されました。
その後の経過と赤ちゃんへの影響は?
最初の3日こそ症状が強かったですが、1週間近く経過するとほとんどの症状が軽減し、咳だけがしばらく続きました。
はたから見ているとかなり強い咳で心配になりましたが、咳自体で破水したり、おなかの赤ちゃんに直接悪影響を及ぼすことはあまりないそうです。
ただ、もともとお腹が張りやすい方や子宮頚管が緩い方は、長引く咳には注意した方がよさそうです。
そして赤ちゃんへの影響ですが我が家においては冒頭でも言ったように出産時まで全く影響もなく切迫早産と診断された出血も結局その1回きりで問題ありませんでした。
今も1歳近くになりますが、生まれてから一度も風邪をひくこともなく、熱を出すこともなく元気に走り回っているので、今のところ影響はなさそうです。
今後も、このコロナとの共生生活は続いていくと思われますが、これから出産を迎える妊婦さん、
どうぞ、ご自愛ください。
おわり